一年の後半の最初の日。
ブログを始めようと思ったのは4月でした
はじめまして、ならまち月燈です。
今年2月に奈良のならまちで鍼灸院を開きました。
ホームページも四苦八苦の上につくり、
www.naranotsuki.com
その中にブログも書けるようになっていて、ぼちぼちには書いていたのですが、
そもそもの認知度が少なく、読んでくださるのも知り合いだけという、
まぁ、当たり前といえば当たり前なのですが、あまり意欲的ではない状況が続き、
様々に模索中でした。
で、大学生の息子にはてなブログがいいんじゃない?とアドバイスを受け、
とりあえず、そうだね~ってことで、登録はしたものの、
他のブログを読んでお勉強や、ブログタイトルなんかで悩みまくって、
無為に2ヵ月ほどが経ってしまったのでした。
そもそもなぜブログを始めようと思ったか
・・・なんですが、もともとならまち月燈は女性の駆け込み寺のつもりで開いた場所でした。
今は心身一如なんて言葉も一般認知されていて、こころとからだが密接に関係してるなんてことは、社会常識のようになってきているのかもしれませんが、
この腰痛は、家族がこんなに頑張る私を認めてくれないからかも・・とか、
この頭痛は、私のなかのわだかまりが引き起こしている・・・とか
そんな風に考えて来院される方はあまりいらっしゃいません…というか皆無です。
頭が痛ければ、鎮痛薬を服用するように、はりで痛みが除去されることを、
肩こりがひどければ、そのこりをとにかくほぐしてほしいと切実に訴えられるわけです。
鍼灸の位置づけは物理療法というわけかたをされることがありますし、一般的な鍼灸接骨院などでは、患部に直接アプローチする方法が多いので、当然のことだと思います。
今は美容鍼灸もさかんですし、しわに直接アプローチする鍼というのは、視覚的にとてもインパクトがあるので、印象に残りやすいと思います。また実際に効果があることもよく知っています。
鍼灸といっても本当に先生によって様々で、ならまち月燈の鍼灸がどんな考え方のもと、どんな風に施術をするのか、それについてもまたおいおいお話をしていきたいのですが、
まずここでは。
あなたの物語があなたの病をつくり、そして癒す
ということをお伝えしたいと思います。
どんな不快な症状も、あなたの今までの生き方の結果です。そして、それはこれからどんな風にも書き換えられます。
それは、あなただけの物語ですから、解釈するのもあなたの自由です。
私は、そばにいて、あなたご自身がお気づきでないからだの癖やこころの癖をお伝えして、より自然に楽に生きるお手伝いができたらいいと思っています。
・・・というようなことを患者さんにはお伝えしたいのですが、いかんせん、50分というお時間の中では、一言でも患者さんの言葉を多く聴きたく、自分の主義主張など喋ってる暇はありません。
・・・ということで・・・
女性がもっと楽にこころとからだをゆるめるために
どうしたらいいかを、好きに話すためにブログを始めました。
実は、三日前に何年ぶりかの40度手前の高熱を出して寝込んでおりまして、
もちろん、患者さんの治療にあたる鍼灸師にとってはあるまじきことなんですが、
(まだ暇で、患者さんに迷惑をかけることがなかったのが不幸中の幸い(^^;)
久しぶりの高熱におもいだしたことがいっぱいあったのです。
10年前、シングルマザーだった私は、全身の関節の痛みと40度を超える高熱にしょっちゅう倒れながらも、それでも働き続けなくてはならないと思いこんでいました。
色んな出会いがあり、鍼灸指圧師というじぶんのこころとからだにあう、その頃とは全く違う仕事を得て、いまはとても幸せな毎日ですが、
あの頃の私を忘れてはいけない、今辛い時期を過ごしている女性がいれば、なんとか力になりたいと思って色んな事をはじめたんだったとベッドの中で思い出したのでした。
その頃はまだブログも今ほど盛んではなく、同じような境遇の人も、目指すような先輩もいなくて途方に暮れていた私は、いつも本から元気をもらっていました。
小さい頃から映画よりも音楽よりも、とにかく活字中毒な生活でしたが、このころの読書は今の私の血肉になっています。
もう自分のオリジナルな意見なんてないんじゃないかと思うほど、いいと思う著者の本は徹底して読み込んで私の考えにしてしまってました。
今、生きることがしんどい女性に届くような、そんな読書案内ができたらいいなと思います。
人生の後半に入っているのは間違いないけど、その最初の日はどの日かわかりません。
でも、今日は一年の後半の最初の日なので、何かを始めるのにはいいかもと、無理やり始めてみました。
もしよろしければ、おつきあいください。